ニンニクの手帖 其の三(番外編)

どうして僕はこんなところに(©ブルース・チャトウィン)。ジャワ島にいる。なんの話かって、そうニンニクの話だ。

海外ではやっぱりローカルな人が集う食堂での食事こそが旅情を味わうには最高だ。だから、ホテルのお兄ちゃんが教えてくれた行きつけの食堂へやってきた。ずらっと並ぶローカルフードの数々。

どれも美味しそうだなと眺めていると、ひときわ輝く白い宝石たちが目に飛び込んでくるではないか。「あれ?ここにもニンニク。あの皿にもニンニク」なんと、ジャワ島はニンニク天国だったのだ。しかしながら、いかんせんローカル食堂だけあって、それぞれのメニューを聞いても帰ってくる答えはインドネシア語。一旦、心を落ち着けようとトイレに向かおうとバックヤードに足を踏み入れたその瞬間、無心にニンニクに包丁を入れる女性がそこにはいた。なんという巡り合わせ。しかもその所作がなんとも美しく、しばし呆然と見惚れてしまった。

しかも彼女の横にはたっぷりと置かれたニンニクの山。「やっぱりここはニンニク天国だったのだ」と積まれているニンニクを手に取ろうとしてみると、それは、まさにゴッド・マザーが僕に手渡してくれたのと同じ低緯度型のニンニクたちであった!

Garlic Bless Me!(続く)

 

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。